｢クボタってトラックスケールを販売しているの？｣
｢どんな製品があるのか知りたい｣
農業や環境、サステナビリティに取り組んでいる印象がある『クボタ』。実はトラックスケールなどの精密機器の製造・販売にも携わっていて、2024年で創業100周年を迎えました。
トラックスケールを導入する際は、自社に最適なタイプを提案してくれるメーカーを選ぶことが重要になります。実績と歴史のあるクボタでも、会社概要や製品情報を調べて検討する必要があります。
そこで今回は、クボタの会社概要や製品情報、トラックスケールの選び方を解説します。トラックスケールの導入を検討している方は、メーカー選びの参考にしてみてください。
クボタのメーカー情報
| 項目 | 詳細 |
| 会社名 | 株式会社クボタ |
| 所在地 | 東京都中央区京橋2-1-3 京橋トラストタワー20階 |
| 創業年数 | 1924年 |
| 電話番号 | 03-3245-3915 |
| 公式サイト | https://scale.kubota.co.jp/ |
株式会社クボタのはかり事業は、大正13年の創業以来さまざまな計量機器や計量システムを製造・販売してきました。産業用計量器は国内外で高く評価されていて、現在でも計量機器のデジタル化に取り組むなど、最先端を走り続けています。
トラックスケール分野では定置式トラックスケールを販売していて、幅広い業界や用途に最適なシステムを提案しています。計量台からロードセル、指示針まで一貫生産体制となっていて、お客様ごとのニーズに応える提案や迅速なメンテナンス対応が可能です。
実績と歴史がありながら、常に最先端技術を取り入れるのがクボタの強みです。定置式トラックスケールの導入を検討している方は、クボタの製品をチェックしてみてください。
クボタのトラックスケール
クボタでは、主に定置式トラックスケールを販売しています。ここでは、クボタが提供するトラックスケールを4つ紹介します。
- 小型トラックスケール・TS-KM-Dシリーズ
- 超薄型地上設置(ピットレス)型トラックスケール・MLC-7F-1シリーズ
- 超薄型ピット埋込型トラックスケール・MLC-7F-3シリーズ
- トラックスケールデータ処理システム・SP-300F
それぞれのトラックスケールを見ていきましょう。
小型トラックスケール・TS-KM-Dシリーズ
小型トラックスケールは、名前の通り小型のトラックを計量するのに適しています。ひょう量や載台寸法はコンパクトに設計されていて、設置スペースを節約が可能です。
ゴミ処理場や工場だけでなく、農業現場でも活用できます。マルチロードセル方式を採用していて、果樹園での出荷量計測といった対外的な取引にも利用できるのが強みです。もちろん過積載の防止にも役立つなど、さまざまなシーンで利用できます。
小型トラックスケールについて詳しく知りたい方は、以下のリンクからもチェックしてみてください。
超薄型地上設置(ピットレス)型トラックスケール・MLC-7F-1シリーズ
超薄型地上設置型トラックスケールは、過積載の防止や公正な取引に役立つトラックスケールタイプです。20t~60tのひょう量に対応した計量台が地上に設置されるため、基礎工事費用を抑えられます。
ゴミや産業廃棄物の処理といったさまざまな業界で活躍できるトラックスケールで、パッカー車・タンクローリー・トレーラーなどの車両の計量もできる計量台を備えています。また、データ処理システムも用意されていて、計量データを管理が可能です。
超薄型地上設置型トラックスケールについて詳しく知りたい方は、以下のリンクからもチェックしてみてください。
超薄型ピット埋込型トラックスケール・MLC-7F-3シリーズ
超薄型ピット埋込式トラックスケールは、ピットレス型に比べてフラットな載台となるため、安全に計量できます。設置スペースが限られていて、車両の切り返しが難しい場所に最適です。
ピットレス型同様に、過積載の防止や公正な取引の実現に役立ち、さまざまなシーンで利用されています。ICカードシステムやデータ処理システムにも対応し、デジタルでの計量データ管理が可能です。
超薄型ピット埋込式トラックスケールについて詳しく知りたい方は、以下のリンクからもチェックしてみてください。
トラックスケールデータ処理システム・SP-300F
クボタのトラックスケールデータ処理システムは、計量データの編集・加工が自由にできるのが特徴です。帳票処理・演算処理・計量器同士の接続・計量データと取得データの連結が得意で、マニフェストや官公庁が指定する帳票を作成する場合に適しています。
トラックスケールの制御や計量データの管理といった役割を担う機器をネットワークで結び、データ処理システムの精度を高めてくれます。対外的な取引に使用する帳票の作成から、過積載の防止までさまざまな場面で利用することが可能です。
トラックスケールデータ処理システムについて詳しく知りたい方は、以下のリンクからもチェックしてみてください。
トラックスケールの選び方
自社に最適なトラックスケールを選ぶには、以下の2つのポイントを押さえることが重要です。
それぞれのポイントについて解説します。
トラックスケールを使用する目的と計量精度から選ぶ
トラックスケールを選ぶ際には、導入の目的と必要な計量精度に合った製品を選ぶことが重要です。
目的が明確であれば、計量精度も決まるでしょう。以下では、ロードメーターと定置式トラックスケールの目的・計量精度についてまとめました。
| トラックスケールの選び方 | ロードメーター | 定置式トラックスケール |
| 導入する目的 | 過積載を防止する | 公正な取引を証明する |
| 求める計量精度 | 若干の誤差あり | 精密な測定 |
過積載を防ぐことが目的であれば、多少の誤差があっても問題ありません。この場合、ロードメーターがおすすめです。
一方で、ゴミ処理場や製造・工業現場で使用する場合、精密な計量が必要です。公正な取引や証明に使用するためには、計量法に基づいた検定及び点検が求められます。このような場合には、定置式トラックスケールが適していると言えます。
トラックスケールを選ぶ際には、導入目的と必要な計量精度を基に選ぶことが重要です。目的が明確であれば、トラックスケールに求める計量精度も決まり、自社に最適な製品を選びやすくなるでしょう。
トラックスケールの使いやすさから選ぶ
トラックスケールを選ぶ際には、施設や工場内での使用方法も重要なポイントです。ここでは、定置式トラックスケールとポータブルトラックスケールを比較していきます。
定置式トラックスケールは、設置場所が固定されます。種類としては、ピットタイプ・ピットレスタイプ・薄型フラットタイプがあり、高精度の計量が可能です。しかし、一度設置した位置からは移動できないため、設置場所の選定が重要です。
一方、ポータブルトラックスケールは持ち運びが可能で、車両が通過しながら計量できます。これにより、場所を問わず計量できるため柔軟性があります。ただし、計量結果には若干の誤差が生じることがあり、公正な取引や公式な証明には適していません。
トラックスケールの種類により、使いやすさが異なります。定置式トラックスケールは高精度の計量が求められる場面に適しており、ポータブルトラックスケールは柔軟な運用が求められる場合に便利です。各種トラックスケールの利便性を考慮し、最適な製品を選びましょう。
まとめ
この記事では、クボタの会社概要や製品情報を解説しました。
2024年で創業100周年を迎えるクボタのはかり事業では、長い歴史と国内外からの高評価を得ながら、最先端技術にも取り組んでいます。定置式トラックスケールはデジタル技術も搭載され、過積載の防止から計量証明・取引証明にも役立ちます。
さまざまなシーンで利用できるトラックスケールを導入したい場合は、クボタのトラックスケールを検討してみてください。この記事が、トラックスケールメーカー選びの参考となれば幸いです。
