「鎌長ってどんなメーカー?」
「販売しているトラックスケールを知りたい」
トラックスケールを始めとする計量器やリサイクル製品の製造・販売を手掛ける鎌長。140年以上に渡って磨き続けた技術とブランドがあり、業界でも多くのシェアを占めています。
トラックスケールを導入するには、メーカー選びが重要です。
高性能のトラックスケールを販売しているか、メンテナンスまで対応してくれるかを見極めて依頼する必要があります。そのため、メーカー情報のチェックは不可欠です。
今回は、鎌長の会社概要や製品情報、トラックスケールの選び方を解説します。トラックスケールの導入を検討している方は、メーカー選びの参考にしてみてください。
鎌長のメーカー情報

項目 | 詳細 |
会社名 | 鎌長製衡株式会社 |
所在地 | 香川県高松市牟礼町牟礼2246番地 |
創業年数 | 1880年10月 |
電話番号 | 087-845-1111 |
公式サイト | https://www.kamacho.co.jp/ |
鎌長製衡株式会社は、計量器やリサイクル製品を製造・販売しているメーカーです。創業は1880年で、140年以上の歴史があります。
業界屈指のブランド力を誇り、高い技術とお客様のニーズを満たす製品作りが強みです。はかり業界では老舗でありながら、SDGsや持続可能な社会づくりに貢献し、安心・安全を提供する製品の開発に取り組んでいます。
ISO9001やISO14001にも認証されるなど、最先端技術の導入や高品質な製品の開発を追求しています。
確かなブランドがあるため、良い口コミや評判が多いのも特徴です。メーカーの実績を重視するなら、鎌長のトラックスケールがおすすめです。
鎌長のトラックスケール

ここでは、鎌長のトラックスケール製品を紹介します。鎌長では、以下のようなトラックスケールを取り扱っています。
それぞれのトラックスケールについて見ていきましょう。
三次元重心測定機能付きトラックスケール・satrs(サトルス)

鎌長のトラックスケール『satrs(サトルス)』は、積み荷の重心位置を三次元で把握できるトラックスケールです。前後・左右・高さを感知し、偏荷重や高重心が原因で発生する横転事故を防ぎます。
横転の危険がある車両の発見に加え、物流に影響を与えない高速計量が可能です。三次元計測のみであれば1日1,200台を計測可能で、計量証明でも3~5秒追加される程度で計測されます。
安全性を確保しつつ、計量効率を向上させられるのがサトルスの強みです。トラックスケール『satrs(サトルス)』について詳しく知りたい方は、以下のリンクからもチェックしてみてください。
タブレット指示計ユニット

鎌長のタブレット指示計は、自由なレイアウトとワイヤレス接続による使いやさが特徴です。計量操作・記録用のタブレットPCを別置きできるため、タブレットやプリンタを自由にレイアウトできます。
セパレート構造になっているため、指示計が故障したときも復旧費用とダウンタイムを最小限に抑えられます。他にも入力モードの選択やコードのカスタマイズ、イベントログ機能など使いやすさを追求することが可能です。
鎌長のタブレット指示計ユニットについて詳しく知りたい方は、以下のリンクからもチェックしてみてください。

トラックスケール用指示計K-400D

トラックスケール用指示計K-400Dは、環境試験をクリアした信頼性の高い指示計です。雷サージ・瞬時停電・電磁波などの環境試験にクリアし、高レベルの評価・認証を受けています。
また、作業情報の表示やイベントログ機能など豊富な機能を搭載しています。セーフティモードでは乗車状況の異常を検知し、計量ストップもしくは計量パスを設定することが可能です。
入出力のインターフェースも装備されていて、外部コンピュータと連動し計量システムを構築できます。トラックスケール用指示計K-400Dについて詳しく知りたい方は、以下のリンクからもチェックしてみてください。

トラックスケール計量DXソリューション

鎌長ではトラックスケール計量のDX化をサポートし、人手不足による計量課題を解決してくれます。特に手作業で行っている計量業務を大幅に削減するために、ソフト・ハードの両面からソリューションを提供してくれるのが特徴です。
DXソリューションではセミオーダー型を採用していて、パッケージソフトをベースとして計量業務のDX化に必要な機能を持つ製品だけを導入できます。これによって最適なカスタマイズが可能で、短納期・低コストを実現します。
計量業務フローごとでDXソリューションを提案し、導入後も定期的な保守やシステム拡張も可能です。
人手不足や手作業による業務負担が大きい場合は、鎌長のDXソリューションを利用してみてください。詳しく知りたい方は、以下のリンクからもチェックしてみてください。

鎌長の特徴

鎌長では、トラックスケールの設置場所や用途に応じて計量台を選定しています。
ひょう量・トラックスケールの設置場所・使用用途などをヒアリングし、本体型式と積載寸法を決定・提案してくれます。「どのトラックスケールタイプがいいのか分からない」という方でも、安心してトラックスケールを導入することが可能です。
納入実績No.1の実績
鎌長は、トラックスケールの納入実績において国内No.1の地位を誇っています。実績は、長年にわたる高い技術力と信頼性の積み重ねによるものです。
トラックスケールは物流や産業分野において不可欠な計量機器であり、精度と耐久性が厳しく求められます。鎌長は、高水準で要件を満たす製品を提供し続けてきました。
また、豊富な導入事例に裏付けられたノウハウにより、多様な業種や使用環境に対応できる柔軟な設計が可能です。柔軟な対応が多くの企業が鎌長の製品を選択する理由ともいえます。
納入後のアフターサポート体制も充実しており、保守点検や修理対応まで一貫して任せられる点も、業界内で高い評価を受けています。
計量精度・耐久性・メンテナンス性に優れた荷重検出器
鎌長製の荷重検出器は、高い計量精度を実現しているのが大きな特徴です。微細な荷重の変化にも正確に反応し、安定した測定結果を提供しています。
安定した測定結果は、高精度なセンサー技術と構造設計に基づいています。また、耐久性にも優れており、長期間にわたって使用しても性能が劣化しにくいのもポイントです。
過酷な作業環境や繰り返しの負荷にも耐えられる素材と構造を採用しており、信頼性の高い運用ができます。さらに、メンテナンス性の高さも利点として挙げられます。
部品の着脱が容易で、点検や修理にかかる作業時間の短縮が可能です。ダウンタイムの最小化と運用コストの削減が期待できます。
豊富な計量台の種類
鎌長は、計量台の分野において非常に多様なラインナップを誇っているのも大きな特徴です。用途や業種に応じて選べる計量台の種類が豊富であり、さまざまな現場で柔軟に対応できる強みを持ちます。
例えば、一般的な工場や物流倉庫で使われる標準タイプから、防爆仕様や高精度タイプ、大型・小型専用の設計に至るまで、幅広いニーズをカバーしています。
さらに、設置環境に合わせたカスタマイズにも対応しており、耐水性や耐腐食性といった特殊な条件にも最適な製品の選定が可能です。計量作業の効率化だけでなく、現場の安全性や正確性の向上にも寄与しています。
高品質の指示計
鎌長は高品質な指示計の製造において、国内外で高い評価を得ています。精密かつ安定した測定を可能にする設計と製造技術があるからです。
指示計は、電流や電圧などの数値を視覚的に表示する計測機器であり、正確性と耐久性が求められます。鎌長の製品は長年にわたる技術の蓄積により、高い精度と信頼性を実現しています。
また、厳しい品質管理体制のもとで生産されており、各種規格や認証にも対応しているため、多様な産業分野での使用が可能です。特に過酷な環境下においても安定した動作を維持できるのが強みです。
さらに、アナログとデジタルの両形式に対応しており、用途やニーズに応じた柔軟な選択が
できます。対応力の高さも、高品質指示計としての評価に直結しています。
創業140年以上の実績
鎌長は、創業から140年以上の歴史を持つ老舗企業です。長い年月にわたって事業を継続できている背景には、高い技術力と顧客からの信頼の積み重ねがあります。
明治時代に創業し、幾度もの経済変動や社会情勢の変化を乗り越えてきた実績は、安定した経営基盤と柔軟な対応力を物語っています。また、長年の経験に基づくノウハウの蓄積により、品質管理や施工精度にも優れているのもポイントです。
短期的な利益にとらわれず、信頼関係を重視する企業姿勢が表れています。長期的な視点での人材育成にも力を入れており、技術の継承とともに時代に即した対応力も養っています。
トラックスケールの種類

トラックスケールの種類は以下の2つです。
それぞれの特徴を把握して、適切なトラックスケール選びに役立ててみてください。
ポータブルトラックスケール
ポータブルトラックスケールは、常設の計量設備がない現場や一時的な計量ニーズに対応する際に有効です。
ポータブルトラックスケールの特徴
ポータブルトラックスケールは、可搬性に優れたトラックスケールの一種で、必要な場所に簡単に設置・撤去ができるトラックスケールです。構造はコンパクトで、分割式の計量台を使用するため、トラックのタイヤごとに個別に重量を計測し、合算することで車両全体の重量を求めます。
路面に設置するだけで使用でき、特別な基礎工事は不要です。また、軽量かつ耐久性の高い素材で作られており、持ち運びが容易で、現場間の移動も迅速におこなえます。
計量精度についても、使用環境や設置状況に配慮すれば、常設型に近い結果を得ることが可能です。
ポータブルトラックスケールがおすすめなケース
ポータブルトラックスケールは、移動先や仮設現場での重量計測が求められる場面に最適です。工事現場や農作物の出荷場所など、一定期間のみの使用が想定される環境では、柔軟に対応できるポータブルタイプが適しています。
地面への恒久的な施工が不要なため、設置コストも抑えられます。また、複数の現場で順次使用したい場合にも、機動性の高さが大きなメリットです。
定置式トラックスケール
定置式トラックスケールは、特定の場所に恒久的に設置される計量装置です。
定置式トラックスケールの特徴
定置式トラックスケールの構造は地上設置型とピット設置型に分かれています。地上設置型は設置が比較的簡単で保守がしやすく、ピット設置型は車両の進入がスムーズで、スペース効率に優れているのが特徴です。
精度が高く、耐久性にも優れているため、長期間にわたり安定した運用が可能です。また、計量結果を自動的に記録・管理できるシステムとの連携も可能で、業務効率の向上に貢献します。
一方で、設置には一定のスペースと工事が必要となり、初期投資が比較的大きいという点も考慮する必要があります。
定置式トラックスケールがおすすめなケース
定置式トラックスケールは、一定の場所で頻繁に車両計量をおこなう現場に最適です。特に、物流拠点や工場、リサイクル施設など、日常的に多くのトラックが出入りする環境で効果を発揮します。
定置式は地面に固定して設置されるため、計量のたびに設置や移動の手間がかかりません。作業効率の向上と計量ミスの防止が期待できます。また、長期間の使用を前提に設計されているため、耐久性にも優れています。
定期的なメンテナンスをおこなえば、安定した精度での計量が可能です。
鎌長のトラックスケールについて詳しく知りたい方は、以下のリンクからもチェックしてみてください。

トラックスケールの選び方

トラックスケールを自分で選ぶ場合、以下の2点を押さえておくことが重要です。
それぞれの選び方について詳しく解説します。
トラックスケールを使用する目的と計量精度から選ぶ
トラックスケールを選ぶ際には、導入の目的とそれに適した計量精度を持つ製品を選ぶことが重要です。
トラックスケールの導入目的が明確であれば、必要な計量精度も決定されます。以下の表では、ロードメーターと定置式トラックスケールの目的と計量精度を比較しています。
トラックスケールの選び方 | ロードメーター | 定置式トラックスケール |
導入する目的 | 過積載を防止する | 公正な取引を証明する |
求める計量精度 | 若干の誤差あり | 精密な測定 |
過積載を防止するのが主な目的であれば、若干の誤差があっても問題ないため、ロードメーターが最適です。
一方、ゴミ処理場や製造・工業現場での計量データを対外的に使用する場合、精密で誤差のない計量が求められます。公正な取引を証明するためにトラックスケールを使用する際は、計量法に基づいた検定および点検が必要な定置式トラックスケールが適しています。
トラックスケールを選ぶ際は、導入の目的と求める計量精度に基づいて選定することが重要です。導入目的が明確になれば、必要な計量精度も自ずと明確になり、自社に最適な製品を選びやすくなります。
トラックスケールの使いやすさから選ぶ
トラックスケールの選定には、施設や工場内での使用方法が重要なポイントとなります。
定置式トラックスケールは設置場所が固定されており、ピットタイプ・ピットレスタイプ・薄型フラットタイプなどがあります。これらは高精度な計量が可能ですが、一度設置すると移動はできません。
一方、ポータブルトラックスケールは持ち運びが可能で、車両が通過しながら測定できるタイプもあります。場所を問わず計量できますが、定置式に比べて計量結果に若干の誤差が生じることがあり、公正な取引や証明には適していません。
トラックスケールの種類ごとに使いやすさは異なります。トラックスケールの利便性を踏まえつつ、現場に最適なトラックスケールを選びましょう。
予算内に収まるか
トラックスケールを選定する際には、予算内に収まるかどうかを事前に見極めることが重要です。価格はスケールの種類やサイズ、耐荷重、設置環境によって大きく変動します。
まず、必要な計量精度や積載量に応じた仕様を明確にすることで、過剰なスペックによるコスト増を避けられます。導入にかかる費用は本体価格だけでなく、基礎工事費や設置費、定期点検・校正などの維持費も含めて検討しましょう。
また、複数のメーカーや販売業者から見積もりを取得し、価格とサービス内容を比較することで、コストパフォーマンスの高い選択が可能です。
トラックスケールがおすすめな会社2選

トラックスケールがおすすめな会社は以下の2社です。
それぞれの特徴を把握して、自社に最適な会社選びに役立ててみてください。
宝計機製作所

宝計機製作所はトラックスケールの製造・販売で高い評価を得ている会社です。創業以来、正確で信頼性の高い計量機器を提供し続けています。
項目 | 詳細 |
会社名 | 株式会社宝計機製作所 |
所在地 | 山口県柳井市柳井3889番地 |
創業 | 昭和25年1月 |
電話番号 | 0820-22-0389 |
公式サイト | https://www.takara-scale.co.jp/index.html |
宝計機製作所のトラックスケールは耐久性に優れており、過酷な現場環境でも安定した性能を発揮します。また、設置やメンテナンスのしやすさにも配慮されているため、運用コストの削減につながるのもポイントです。
さらに、宝計機製作所は顧客のニーズに応じたカスタマイズ対応が可能で、多様な業種や用途に適した製品を提供しています。計量の精度向上だけでなく作業効率の改善も実現できるでしょう。
また、以下の記事では株式会社宝計機製作所に付いて紹介しているので参考にしてください。

クボタ

クボタは長年にわたり産業機械や計量機器の開発に携わっており、精度と耐久性に優れた製品を提供しています。クボタのトラックスケールは、過酷な環境下でも安定した計量が可能です。
項目 | 詳細 |
会社名 | 株式会社クボタ |
所在地 | 東京都中央区京橋2-1-3 京橋トラストタワー20階 |
創業年数 | 1924年 |
電話番号 | 03-3245-3915 |
公式サイト | https://scale.kubota.co.jp/ |
物流や廃棄物処理、建設現場など幅広い業種で活用されています。センサーの性能が高く、正確な重量測定が可能なため、業務の効率化やコンプライアンスの徹底にも貢献します。
また、アフターサポート体制も充実しており、導入後の保守点検や修理対応も迅速です。長期的な運用コストの最適化が図れます。
以下の記事では株式会社クボタの会社の特徴や製品事例をさらに詳しく解説していますので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。

まとめ
この記事では、鎌長の会社概要や製品情報を解説しました。
140年以上の歴史を誇る老舗の鎌長ですが、最先端技術の導入やDXソリューションの提供など、業界のトップランナーとして確かなブランド力を持っています。トラックスケールの導入からメンテナンス、課題解決に至るまで対応することが可能です。
高水準のサポートを受けられるため、メーカー選びで迷ったら鎌長がおすすめです。トラックスケールの導入を検討する際は、鎌長を検討してみてください。
この記事が、トラックスケールのメーカー選びの参考となれば幸いです。