「ダイトクはどんなメーカーなの?」
「トラックスケールを取り扱っているの?」
特定計量器の総合メーカー・ダイトクは、トラックスケールや台秤の製造・販売を事業としています。自社工場で生産する体制となっていて、修理にも対応してくれます。
ダイトクのトラックスケールを導入するかどうか決定する際は、会社概要や製品情報を把握しておくことが重要です。自社に最適なトラックスケールを導入できるか判断するには、販売スタイルや取り扱う製品の調査が欠かせません。
そこで今回は、ダイトクの会社概要や製品情報、トラックスケールの選び方を解説します。トラックスケールの導入を考えている方は、メーカー選びの参考にしてみてください。
ダイトクのメーカー情報
項目 | 詳細 |
会社名 | 株式会社ダイトク |
所在地 | 大阪市大正区小林東1丁目2番40号 |
創業年数 | 1989年1月 |
電話番号 | 06-6555-3456 |
公式サイト | https://www.daitoku-scale.co.jp/ |
株式会社ダイトクは、前身の株式会社湊衡機製作所から70年以上の歴史がある特定計量器総合メーカーです。デジタル化への移行や職人技術の継承、計量法の改正に対応しながら最先端技術を取り入れたトラックスケールを販売しています。
トラックスケール以外にも、産業用はかりや空港用はかり事業にも取り組んでいます。2002年にはISO9001、2010年には指定製造事業者を取得するなど、お客様のニーズを満たす高品質の製品作りとサポートを目指しているのが特徴です。
トラックスケールの生産からメンテナンスまでを一貫管理しているため、長期的なサポートを受けられます。ダイトクははかり業界の中でも実績や歴史がある会社で、大阪府を中心に圧倒的なシェアを誇っているのも強みです。
ダイトクのトラックスケール
ここでは、株式会社ダイトクのトラックスケールを紹介します。ダイトクでは、提案方式のトラックスケールで以下の4つの製品を販売しています。
販売スタイルとそれぞれの製品について見ていきましょう。
トラックスケール
ダイトクでは、定置式トラックスケールやロードメーターを取り扱っています。埋込型・地上型・セパレート型のトラックスケールがあり、計量業務のスピード感や基礎工事費用・時間の削減などの観点から選ぶことが可能です。
定置式トラックスケール以外にも、期間工事のレンタル導入としてセパレート型を設置したり、持ち運び可能なパッド式のトラックスケールを導入できます。さまざまなタイプのトラックスケールを販売しているため、幅広いニーズに対応できるのが特徴です。
指示計・プリンター
トラックスケールで得られた計量結果の表示や伝票発行において、指示計とプリンターは欠かせません。ダイトクではトラックスケールを導入すると、指示計とプリンターが標準設備といて付属されます。
指示計ではAD4350やAD4352などを用意し、導入先企業のニーズに適した指示計を提案します。プリンターはスリップ式とスプロケット式があり、計量データの印刷・発行も可能です。
ダイトクの指示計とプリンターについて詳しく知りたい方は、以下のリンクからもチェックしてみてください。
計量システム
計量システムとは、計量業務の簡素化・効率化を目指して正確な計測を実現するソフトウェアを指します。指示計のようにトラックスケールの一部として組み込まれていないため、経済産業省のチェックを受けず、自由で効率的な計量管理が可能になります。
ダイトクでは必要な機能だけが搭載された最少構成の計量システムを購入できるようになっていて、導入コストを削減できるのが特徴です。必要な機能があれば追加購入もできるため、現場に最適な計量システムを構築できるでしょう。
ダイトクの計量システムについて詳しく知りたい方は、以下のリンクからもチェックしてみてください。
トラックスケール用オプション
ダイトクではトラックスケール本体以外にも、オプション製品の製造・販売にも携わっています。
計量データの入力作業を短縮できるICカードリーダーや、トラックから計量数値を確認できる外部表示器などを購入できます。オプション製品は計量作業を効率化し、スムーズな計量を実現することが可能です。
ダイトクのオプション製品について詳しく知りたい方は、以下のリンクからもチェックしてみてください。
ダイトクの特徴
ダイトクでは、お客様のニーズに合わせた最適なトラックスケールタイプを提案する方式を採用しています。
ホームページの製品ページではトラックスケールのタイプが紹介されているものの、具体的な製品情報は掲載されていません。お客様が選ぶのではなく、設置状況・車両サイズ・用途などから担当者が最適なタイプを選定し、提案するという方式となっているのが特徴です。
トラックスケールに専門の知識がなくても、どんな車両を軽量したいのか、どれくらいの計量精度を求めているかを伝えることで、最良のトラックスケールを提案してもらえます。自分で選ぶよりもミスチョイスをしにくくなります。
また、ダイトクはトラックスケール導入の基礎工事からオプションの設計、計量の自動化といったトータルコーディネートにも対応可能です。稼働中のトラブルにも対応し、スムーズな運用をサポートしてくれるでしょう。
トラックスケールの選び方
ここでは、トラックスケールの選び方を2つ解説します。
それぞれの選び方について見ていきましょう。
トラックスケールを使用する目的と計量精度から選ぶ
トラックスケールを選ぶ際には、導入の目的とそれに適した計量精度がある製品を選ぶことが重要です。
目的が明確であれば、必要な計量精度も自然に決定します。主なトラックスケールであるロードメーターと定置式トラックスケールの違いについては、以下のようになっています。
トラックスケールの選び方 | ロードメーター | 定置式トラックスケール |
導入する目的 | 過積載を防止する | 公正な取引を証明する |
求める計量精度 | 若干の誤差あり | 精密な測定 |
過積載を防止するためであれば、若干の誤差があっても問題ないため、ロードメーターがおすすめです。
一方、ゴミ処理場や製造・工業現場での計量データを対外的に使用する場合には、精密で誤差のない計量が求められます。この場合、高精度の計量が可能な定置式トラックスケールが適しています。公正な取引や証明に使用するトラックスケールは、計量法に基づいた検定および点検が必要です。
トラックスケールは、導入の目的と計量精度を考慮して選ぶことが重要です。導入目的が明確になれば、求める計量精度も決まり、自社に最適な製品を選びやすくなります。
トラックスケールの使いやすさから選ぶ
トラックスケールを施設や工場内でどのように使うかによって、選ぶ製品も異なります。
定置式トラックスケールは、設置場所が固定されるため、設置した位置からは移動できません。定置式にはピットタイプ・ピットレスタイプ・薄型フラットタイプがあり、高精度な計量が可能です。
一方、ポータブルトラックスケールは持ち運びが可能で、車両が通過しながら計量できます。そのため場所を選ばずに使用できますが、計量結果には若干の誤差が生じるため、公正な取引や証明には適していません。
トラックスケールの種類によって使いやすさが異なるため、製品ごとの利便性を踏まえ、最適なトラックスケールを選びましょう。
まとめ
この記事では、ダイトクの会社概要や製品情報を解説しました。
設置状況や用途から最適なトラックスケールを提案するダイトクは、長い歴史で培った技術力とデジタルにも対応する最先端技術が強みです。トラックスケールや指示計だけでなく、オプション製品も豊富に揃えています。
どのトラックスケールを導入すればいいか分からない、最適なトラックスケールを選べないという方は、ダイトクに相談してみましょう。お客様のニーズに合った最良のトラックスケールを提案し、設置から導入後のメンテナンスまでサポートしてくれます。
この記事が、トラックスケールメーカー選びの参考となれば幸いです。